メス犬は、生後10ヶ月くらいまでに最初の発情(生理)がやってくるのをご存知ですか?その後、6ヶ月周期で年に2回の生理を繰り返すのですが、この生理が発情のサインです。一般的これを「ヒート」ともいいます。 “オス犬に盛りがついた” などと言われることがありますが、厳密にはオス犬に発情期があるわけではなく、 メスのヒートに反応して、オスが発情するのです。
ヒート中のメス犬について、お散歩をさせるかさせないかは賛否両論です。 ただ、オス犬とのトラブルになる危険性を考えたら、お散歩はできるだけ控えた方がいいと思われます。そうとわかっていながらも、 やはり散歩をさせてあげたいと考えてしまうのが飼い主の気持ちではないでしょうか?
メス犬の飼い主さんが犬の習性を十分に理解して、その上で散歩に連れ出すというなら、トラブルになりにくいかもしれません。 しかし、まわりがオス犬だらけの状況にもかかわらず、「うちの犬、生理中みたいで・・・」と言ってしまう飼い主さんに出会うことも少なくありません。ヒートが原因のさまざまなトラブルがある一方で、ヒートや発情に関しての認識がこんなに低い現状に、正直驚いてしまいます。^^;
ヒート中は、普段のお散歩以上に気を使うべき時期。それなのに、発情に対してなんの認識も危機感もないとしたら、それは自らトラブルを引き寄せるようなものです。^^;
もし、ヒート中のメス犬を散歩に連れ出したいと思うなら、できるだけオス犬と会わないような工夫が必要です。 例えば、お散歩の時間帯をずらすといったことができますよね。通常、朝・夕方のお散歩が多いですから、昼間の時間帯に変えるのがいいでしょう。また、家のまわりだけ短時間でサッとすませる、自宅の庭で運動させる程度にとどめる、といったこともできます。
その間、不便を強いられますが、ヒート中のメスは想像以上に匂いを発していますので、トラブルを引き寄せないためにも、細心の注意を払ってお散歩させるようにしましょう。
オスの立場に立ってみると、これほど残酷なことはありません。なぜなら、どんなにメスに近づいても、子孫を残そうとする本能を満たすことができないからです。オス犬にとってそれは拷問に近いといっても過言ではありません。
例えば、お腹がすいているのに、目の前の食事をずっとお預けにされるといった状況を考えてみてください。この食事には永遠にありつけないとしたら?あまりに苦しすぎる状況ですよね?発情期のメスが目の前にいるのに手も足も出せない状況は、空腹を満たせないことと同じくらい耐え難いことなのです。
オス犬がたくさんいる場所に、ヒート中のメス犬を平然と連れてくる飼い主さんがいるのは困り者ですが、あれこれ言って解決する問題ではありません。 もしお散歩のとき、ヒート中のメス犬に出会ったら、オス犬の飼い主さんはその場をさっと離れることが賢明です。仲が良い飼い主さんだからと、いつまでも立ち話をするようなことは避けましょう。
私のご近所では、1歳前後の若いうちにメス犬に避妊手術を受けさせるといったケースがとても多いです。はじめから繁殖させる気がない、オス犬につきまとわれたくない、メス特有の病気予防になるといったことが理由としてあるようです。発情期の不快さを知っている人、犬の健康をしっかり考えている人が、手術を受けているといった印象です。
逆に、オス犬に関しては、一般的に去勢手術を受けているのは大型犬に多いようです。体格が大きいので手に負えなくなる前に、といった理由かもしれません。ミニチュア・ダックスフントなどの小型犬で去勢しているオス犬は、多頭飼いしているワンコを除き、見かけることは少ないです。^^;
だからと言って、メス犬が手術をすればいいと言っているわけではありませんよ。各ご家庭でいろいろな考え方、事情がおありだと思いますので、ご家族で話し合って決めればいいことです。小型犬のオスで去勢するケースが少ないのは、特に困ることがないからかもしれません。暴れても想像の範囲内、力で抑えられるサイズですので。ただメスを求めて脱走するような場合には、やはり去勢手術は必須だと感じます。^^;
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